国立精神・神経医療研究センター

第15回 災害時PFAと心理対応研修

【目的】
 本研修は、自然災害等の災害時に必要とされる心のケア(社会心理対応)についての基本的な知識を習得し、あわせてWHO等の国際機関が開発した「サイコロジカル・ファーストエイド(心理的応急処置:PFA)」に基づいた被災者対応のスキルを実地に応用できる人材を育成するために実施されます。
第1日目にはPFAの実技研修を行います。20-30名程度のグループに分かれ、ロールプレイ、コミュニケーションスキル訓練、シナリオに基づいた討論などを織り交ぜて、実際の対応能力の向上を目的とします。また、第2日目にはオンラインにて、トラウマと悲嘆を含む心のケアの概論、子どもの反応についての講義を行うとともに、軽度の精神症状が残った人々の心理的回復を促すためのリカバリースキルについても研修を行います。
PFAは災害だけではなく、犯罪被害、事故などのトラウマ被害者に対しても実施できる、汎用性の高いスキルです。この機会を積極的に活用され、災害に備えるとともに日々の臨床にお役に立てて頂ければ幸いです。関係者の皆様の積極的なご参加をお願い申し上げます。


【研修主題】
「サイコロジカル・ファーストエイド(心理的応急処置:PFA)」に関する基本技能を習得する。またトラウマ、悲嘆、子どもの反応を含む、災害時の心理的反応を理解し、基本的な対応スキルを習得する。

開催概要

日時 研修期間:1日目(対面)令和7年10月8日(水)/2日目(オンライン)令和7年10月16日(木)

申込み期間:令和7年7月14日(月)~7月31日(木)(推薦状締切:8月5日(火))

会場

受講料 16,000円(事前払い) 
定員 50名 (応募者多数の場合は選考) 
対象 自然災害、甚大事故、犯罪、テロ等のトラウマ的出来事に際して、実際に被災者、被害者へのこころのケア対応にあたる可能性のある、精神保健医療福祉業務に従事する医師、看護師、保健師、精神保健福祉士、公認心理師、臨床心理士、行政職員、教育関係者等。 
主催
共催
協賛
内容 PFAの定義と枠組み (2.0)
PFAの活動原則 (1.5)
PFAロールプレイ (1.5)
セルフケアとチームのケア (1.0)
災害と心のケア概論 (1.0)
子どもの反応 (1.5)
心理回復スキル (2.5)
総合討論 (1.0)

合計 10.5時間

プログラム

備考

※ 本研修は第1日目を対面開催第2日目をオンライン開催として実施致します。第1日目と第2日目のどちらも参加できる方が対象です。どちらか1つだけの受講は出来ません。

※ 当研修はお申込み完了後、1週間以内(最終締切8/5(火))に、職場の上司による職印(ない場合は個人印でも可)を押した推薦書の送付が必要となります。(お申込みの前にご推薦者の氏名、所属をご確認ください。お申し込み者ご自身が施設長・部門長の場合には、推薦書の送付は不要です。)推薦書の様式は、お申込み完了メールに添付いたします。

※ 登録を完了しますと「お申込み完了のご案内」メールが自動送信されます。メールが届かない場合、入力不備の可能性がございますため、お手数ですが下記問い合わせ先までご連絡下さい。

※ 応募の際のメールアドレスには共用アドレスを使用しないようお願いいたします。

※ 受講料は「事前払い」です。請求書は研修1か月前を目途に、受講可否の連絡と合わせてお送りする予定です。研修開始日の1週間前を過ぎてからの個人的理由によるキャンセルの場合、受講料は返金いたしかねますのでご了承ください。

 

<オンライン研修受講に必要なもの>

・インターネットに接続しているパソコン(マイク・カメラ機能がある。または、外付けで接続したもの)、またはタブレット
・高速の通信環境:有線LAN、WiFi(無線LAN)
・メールアドレス(URLの送信などに使用させていただきます)

 ※ご施設によってはZoomへのアクセスが制限されている可能性もありますので事前にご確認ください。

 

 


お申込受付期間が終了したため、
受付を締め切らせていただきました。

お問合わせ

国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 研究所事務室 研修担当
 
seiken-kensyu@ncnp.go.jp
東京都小平市小川東町4-1-1
平日9:00~17:00(12:00~13:00除く)